こんにちは、日韓カップルぷーもぐのもぐです。だいぶ前からキャッシュレス化が進み、ほとんどのお店でどんなに少額でもクレジットカードが使える韓国ですが、実は硬貨を無くすための取り組みが始まっています。
現金で支払った際のお釣りはどうなる?
キャッシュレスが9割以上普及している韓国で、さらに硬貨を無くしていくための取り組みは、そもそも2017年から始まっています。韓国の硬貨は3種類ありますが、10ウォン硬貨(=1円)、100ウォン硬貨(=10円)、500ウォン硬貨(=50円)と硬貨の金額が小さく、製造のためのコストがひっ迫していました。特に一番金額の小さい10ウォン硬貨は、作れば作るほど赤字になる悪循環だそうです。(ちなみに日本でも1円硬貨は製造コストのほうが高いので作ると赤字になります)
日本での日銀的な役割である韓国銀行が主導して、コンビニやスーパー、デパートなど韓国の小売店約2万店が対象となり、硬貨を無くすための取り組みがスタートしました。内容としては、現金で支払ったときのお釣りを硬貨で返すのではなく、そのお店独自のポイントカードにポイントとして返すか、韓国の交通カード(日本でのSuicaのようなもの)に返すかを選ぶことができるというものです。
新しい取り組みは国民に浸透するのが早いイメージの韓国ですが、このポイントでお釣りがかえってくる制度はあまり浸透しませんでした。なぜなら、ポイントカード返還を選ぶとお店ごとにポイントカードを作らなければならなかったからです。硬貨を持ち歩くのがめんどくさいと思っていて、硬貨レスに賛同している人でも、手持ちのポイントカードが増えていったら、なんだこれ状態ですよね。
そんなこんなでこのたび2020年9月8日から、韓国銀行は新たな取り組みを開始しました。今度は現金で支払った際のお釣りを、銀行口座に返還するというものです。しかも即座に振り込まれるという仕組みなので期待できます。まずは9月3日から韓国全土のコンビニチェーンであるミニストップでサービスが導入されました。約2,500店舗が対象となります。現在、お釣り返還サービスのために使える金融機関は12行しかありませんが、今後どんどん増やす予定です。また、大手スーパーのEマートやヒュンダイデパートでも今年中に始めると発表しています。
キャッシュレス社会で暮らした韓国人が日本に住むと・・・
だいぶ前からどこでもクレジットカードが使える環境になった韓国で育ったぷーさんは、日本のクレジットカード普及率の低さに時々めんどくささを感じるときもあります。例えばわたしと二人で良い感じの雰囲気の個人経営のレストランに行くと、大抵カードは使えず現金のみの支払いとなり「えぇ~カード使えないんだ」となります。また、歯医者や小さな個人店でも使えないことが多く、カード一枚で出歩くことができいない環境は少しめんどくさそうです。ちなみにぷーさんは、大学生以来韓国でクレジットカードが使えなかったのは屋台だけだったそうです。
また、韓国ではクレジットカードを使えるお店というのは、透明性があるお店とみなされています。なぜなら現金払いしかできないと、売り上げを少なく見せて税金を払わないということもできるからです(犯罪ですが)そういった透明性の観点をもつ韓国人ぷーさんは、日本でクレジットカード決済ができないお店、特に100円ショップのDAISOに疑いの念を抱いています。笑 超大手企業なのになんでほとんどの店舗でカード決済できないの?怪しいな~とぼやいております。
2019年から今年にかけて、東京オリンピック開催のために日本でもキャッシュレス化がかなりの勢いで進み、わたしもPaypayやクレジットカードで支払うことがほとんどなので、たまに現金しか使えないお店にいくとめんどくさいな~と思ってしまいます。東京ディズニーリゾートでも、全てのレジに“クレジットカードでの支払い推奨”のようなステッカーが貼られ、コロナによってここから更に現金支払いが少なくなりそうな気配がしますよね。
日本がキャッシュレス普及に向けてやっと動き出した中、更に次の段階へと進んでいる韓国の動向が気になります。詳細が分かり次第またアップデートしていきます。
もぐ
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