【韓国】山奥お墓参りで国際結婚の難しさを感じた

韓国旅行

こんにちは、日韓夫婦ぷーもぐのもぐです。韓国釜山のぷーさんの実家で、お墓参りに行ってきました。

そこで初めて韓国人との国際結婚で難しいと思うところがあったので記事にします。




韓国でのお墓参りと韓国人との国際結婚問題

韓国、山奥でお墓参りの方法

ぷーさんの実家は韓国の釜山にあります。

コロナのせいで渡韓できなかった3年の間に亡くなったおばあちゃんのお墓参りに、私も一緒に行くことにしました。

お葬式も出れなかったからずっと行きたかったんだよね

釜山の都心にあるぷーさんの実家から車を走らせること1時間、想像以上の山道を進み到着したのは山奥のお墓でした。

私は「やっとおばあちゃんにご挨拶できるなぁ」という気持ちと、「こんなに山奥なの・・・!?」という驚きが入り混じっていました。

山の斜面を切り開いて、一面にお墓が並んでいます。

韓国のお墓では生花と同じくらい造花を供える人が多く、ここのお墓は山奥で頻繁に来れないからか造花を供える人のほうが多いようで、麓からお墓を見上げると枯れることのない造花が山をカラフルに彩っていてとても綺麗でした。

お墓には特に駐車場もないので、急こう配の道路の脇に車を停めて山道を登ります。(山奥なので車があまり通らず路上駐車でも安心)

ぷーさんのお祖母さんの墓石は山の上のほうにあり、生後4ヵ月のウリ赤ちゃんも一緒に連れてきたのですが、ベビーカーはとても走れない道でした。

抱っこ紐を使って、手すりも何もない足元が不安定な坂を上り、お墓の前に到着。

家から持ってきた焼酎を取り出し、墓石にサッと巻きました。

リンゴとみかんは上のほうをナイフで切り取ってから墓石の上に供えて、クッキーやスナック菓子も封を開けてお墓に備えます。

日本の土下座のような座り方で、お墓の前でご挨拶をしました。

芝生でふっかふかだから直に座っても大丈夫

お供えしたフルーツやお菓子をお墓の前で軽く食べて、帰る準備をしました。

そこでふと、墓石の裏はどうなってるのか気になって回ってみたのです。

韓国の墓石の裏には生前から名前を刻む

墓石の裏には、そのお墓に入っているであろうご先祖様の名前が彫られていました。何気なく眺めていくと、なんと夫であるぷーさんの名前が書かれているのが分かりました。

そしてぷーさんの名前の左横にはぷーさんのアボジの名前、左側にはぷーさんの弟の名前と、生きている3人の名前が書かれています。

「なんでもう名前が書いてあるの!?」とびっくりして聞いたのですが

「私が死んだらここに入るからじゃない~?」とほんわかな答え。

もっとじっくり見ていくと、オモニの名前が書かれていないことに気付きました。

オモニが亡くなったらここには入れないの?

韓国ってもしかして死んだら夫婦で一緒なんじゃなくて生家のお墓に入るの?

と疑問がたくさん。

そして同時に結婚してから初めて、国際結婚って難しいんだ、と気付きました。

韓国人と国際結婚する難しさ

私とぷーさんは日本で生活しています。友達の紹介で出会い、普通に恋愛結婚しました。

入籍するときには将来のお墓のことなんて1mmも頭になかったのですが、韓国でお墓参りして色々と国際結婚の難しさに気付きました。

①国際結婚の夫婦が将来死んだらどこのお墓に入る?

失礼かもしれませんが日本人の私から見て、韓国の山奥のお墓は綺麗ですがとても寂しく見えました。

もしもぷーさんと私が同時に亡くなって同時にお墓に入るならこの山奥のお墓でもいいです。しかし、もしも私が先に亡くなったら、一人で土地勘のない寂しい山奥に眠るのは嫌です。

それはぷーさんにとっても同じで、私の茨城の田舎にある実家のお墓に先に一人で入るのはきっと嫌でしょう。

今のうちに真剣にぷーさんと将来のことを話さなきゃいけないと思いました。

②国際結婚の夫婦は将来どこに住む?

お墓のことを考えるに伴って、老後についても頭をよぎりました。

私とぷーさんは現在日本に住んでいるので、将来も恐らく日本に住むのではないかと思っています。または韓国かもしれないし他の国に住むかもしれません。

どこに住むことになってもいいのですが、年をとってから二人の故郷の国に一緒に住むことはできません。どちらかは必ず生まれた国ではないところに住まなければならないのです。

本当に足腰が弱くなってきたときに、自分のふるさとの風景を少しだけ見たいな。と思っても国を越える移動になるので大変です。

終の棲家を相手の国に築いて、もしも相手が先に亡くなってしまったら、一人でも死ぬまで異国に住めるでしょうか?

それよりも前に、自分たちの両親の介護や病気が発生したら、それでも国をまたがなければならないので一苦労です。

国際結婚の夫婦のお葬式は?

疑問はつきません。

国際結婚の私たちのどちらかが亡くなったらお葬式だって大変です。

お葬式に参加するために、親戚がみんな国を渡ってきてくれることも考えにくいですし、友達だって参加は難しいでしょう。

韓国のお墓には売店がある

さて、お墓参りをしたことで国際結婚の難しさを感じましたが韓国のお墓参りに話を戻します。

ぷーさんの実家の山奥のお墓は割と大規模なお墓で、山が3-4面にわたって切り開かれており、間には売店と休憩室がありました。

売店には色とりどりの造花がたくさん売られていて、買っていくひとも数人見かけました。

また、お墓にお供えできるような缶ジュースやスナック菓子、休憩所でたべるアイスなども売られていました。

休憩所にはベンチとテーブルが置かれていて、トイレ休憩に寄る人も多かったです。

日本ではお墓で売店はあまりないので違いが面白いと思いました。

真剣にエンディングノートを考えた話

このお墓参りの話は1年前のことで、当日はなんだかお墓について深くぷーさんに聞けませんでした。

今回ブログ記事を書くにあたり、韓国のお墓事情についてアボジとぷーさんに疑問を聞いてみました。

Q:韓国ではなぜ生前から墓石に名前を彫るの?

A:なんでかは分からない、けど絶対にルールというわけでもない。きっと生きてる人の名前は書かないお墓もあるはず。

Q:なんでオモニの名前だけ書かれていなかったの?韓国では夫婦で同じお墓に入れないの?

A:オモニの名前が書いてないのはたぶん忘れただけ。笑 普通は同じお墓(夫の)に入るものだと思う。最近は少し事情が違うかもしれないが、うちはそう。

なるほど。

疑問が若干解決したところで真剣にエンディングノートを考えてみました。

とりあえず、どっちが先に死ぬかは分からないし、ウリ赤ちゃんにお墓参りの負担をかけたくないので私は死んだらダイヤモンドになりたいです。笑

冗談ではなく、遺骨をダイヤにしてくれるスイスの会社があるようで綺麗なネックレスとか指輪にしてくれるみたいです。

ダイヤモンド葬について:https://www.algordanza.co.jp/funeral.html

そして、長生きするためにぷーさんと一緒にダイエットして健康寿命を伸ばそうと思います。

 

以上、韓国の山奥でお墓参りしたら国際結婚の難しさを知った話についてでした。

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もぐ

日韓夫婦ぷーもぐのもぐです。 茨城のド田舎ですくすく育ち、国際教養大学を卒業、東京で会社員生活してます。 アラサーを控え婚活迷子に陥っていたとき、韓国人ぷーさんと出会いました。 旅行と食べることが大好きで、夢はぷーさんとウリ赤ちゃんと世界一周です!