福岡の博多港から釜山まで、クイーンビートルというフェリーに乗って移動しました。
が、晴れの予報とは裏腹に、博多湾を抜けた瞬間から始まる激しい波にやられ、酔い止めを飲んだにも関わらず強い船酔いを経験しました。今回の記事では福岡から釜山まで、クイーンビートルに乗る際の短所を中心にお伝えします。
こちらの記事は、飛行機ではなく、クイーンビートルに乗って韓国釜山まで行くか迷っている方に役立ちます。
クイーンビートルのメリットはこちらの記事でどうぞ
クイーンビートル乗船レビュー
まずは、釜山~福岡間のクイーンビートル乗船のデメリットをまとめました。
高速船クイーンビートルのデメリット
クイーンビートルのメリットの一つに、乗船中シートベルトが必要ないということが挙げられます。飛行機より自由に歩き回れるかと思いましたが高波の影響を避けることはできません。博多港近くではそこまで船の速度が速くないので揺れをあまり感じませんでした。しかし、船が出発して20-30分ほど経つと、クイーンビートルは波の影響を直接受けるようになりました。
波がひどくなると、客室のテレビモニターには「着席してください。」というメッセージが表示されます。立とうとするとバランスがとれず、何かに掴まっていないと歩けない状態でした。私たちは6ヶ月の赤ちゃんと一緒に乗ったので、客室前方にある授乳室へおむつ替えに行く必要がありましたが、赤ちゃんを抱っこして歩くことはとても不可能でした。
船が出航する前に、船内ではスタッフさんがトラベルミンを配り歩いてくれます。
「無料で酔い止めをくれるなんて太っ腹だなぁ」なんて思っていましたが、これも出航後に分かりました。乗客に吐かれて大変なのはクイーンビートルのスタッフさんなんですよね。笑
博多湾を抜けたころから波が高くなり、それと同時に乗務員の方々が客室内を歩き回ってエチケット袋を配っていました。2重、3重になっている強力なエチケット袋です。
私たちの前の席の乗客は、エチケット袋を受け取ることが間に合わず、席で吐いていました。
船酔いは初めて経験しましたが、この文章だけでは伝わらないくらい酷い揺れで酷い気持ち悪さなのです。船酔いの予防のための一番の方法は、クイーンビートルの中ですぐに眠ってしまうことなのですが、私たちは6ヶ月の赤ちゃんと一緒に乗ったので、眠ることができませんでした。
特に赤ちゃんのために粉ミルクを調乳しなければなりませんでしたが、哺乳瓶の目盛りを見ることで船酔いがひどくなりました。幸いなことに吐かずに済んだのでよかったです。
私もぷーさんもひどく船酔いしたので、交代で席を移動したり、目をつぶって耐えました。
また、私が搭乗した福岡~釜山間のクイーンビートルでは、客室内で転倒事故もありました。60代以上に見える女性の乗客が座席からトイレに移動しようとしたとき、船の揺れで強く後ろから転びました。
高波のせいで、船酔いだけでなく転倒事故も発生するのでクイーンビートルご利用の際は気をつけた方がいいと思います。
本来であればベビーカーは船入口のロッカーに預けるべきなのですが、あまりにも船が揺れて赤ちゃんを抱っこして移動することが危ないので、ベビーカーのまま客室にいることを許してもらいました。
デメリット②長い乗船時間
クイーンビートル:3時間40分
VS
飛行機:55分
クイーンビートルに乗ると、移動時間が長くなります。
ゆったりと船旅を楽しみたい人にはとてもいい移動手段かと思いますが、1時間もかからない飛行機に比べ、福岡⇄釜山をフェリーで行くと3時間40分以上かかります。クイーンビートル公式HP情報では3時間40分ですが、私たちが実際に搭乗した日に波が激しく速度が出せず、結局50分余計にかかり、福岡から釜山まで4時間30分かかりました。
それだけでなく、下船後には検疫検査、入国審査、税関検査、荷物受け取りがあるので釜山港に着いてから国際旅客ターミナル出国場に出るまでに30分ほどかかりました。空港と違って乗客の数が少ないので、各レーンも1-2個しか無いので並びます。つまり片道で5時間かかったわけですね。
また、クイーンビートルは強風や高波の予報になると、運行がキャンセルされます。飛行機よりも天候に左右されやすいかと思います。例えば、福岡から釜山までクイーンビートルで行って2泊3日の韓国旅行にしよう、と計画していてもフェリーがキャンセルされたらすべての予定が狂ってしまいます。現在クイーンビートルは1日1便しか運航していないので当日ほかの便に振り替えるということができません。
もちろん、飛行機よりクイーンビートルが安い場合もあります。
✅平日や片道チケットの場合にはクイーンビートルより安い場合がある!
✅有料の追加手荷物が多い場合、クイーンビートルのほうが安い!
クイーンビートルのメリット |
クイーンビートルのデメリット |
手荷物管理が便利 |
高波による船の揺れ |
船の中で自由に移動できる |
長い運航時間 |
空港よりゆったりとした港 |
安くはない価格 |
もぐ
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