毎日毎日残業ばかりの日々、疲れ切った私は韓国人夫ぷーさんを家に置き、友達とホカンスに行くことに。

ねえねえ、今度の週末、友達とホカンスしてきてもいい？

いいよいいよ！友達とゆっくりしてきてね

や、やさしい！！

韓国で人気のホカンスとは？

ホカンスは、ホテルバカンスという意味の言葉で、韓国語では호캉스と書きます。韓国では2019年頃からホカンスが人気となりました。

具体的にホカンスとは、国内・日常生活圏内のホテルでゆっくりと休暇を過ごすということです。ルームサービスを頼んでみたり、ひたすらベッドでくつろいだり、と思い思いにホカンスを楽しみます。

韓国でホカンスが流行っている理由として、韓国の労働時間と賃金の問題が関係していると考えられます。韓国では労働時間が多い割には賃金が低く、海外旅行に行く時間もお金もない、という人が多くいます。時間やお金のコスパを考えたら、近場のホテルがいい、という考えに至ったのでしょう。

また、旅行の概念が変わったという記事もありました。あえて長距離を移動して、宿泊して、観光する、という今までの旅行のパターンではなく、自宅とは違う空間で過ごして寝る、というだけでも日常と異なる体験により、十分に休暇を楽しんだ、ということができるようになったということです。

韓国では特に、20-30代のミレニアル世代にホカンスが流行しており、モノ消費からコト消費へと関心が移っているのは日本と同じですね。

東京都内でホカンス！庭のホテル

私が友達とのホカンス場所に選んだのは、東京ドームの近くにある庭のホテルです。和をモチーフにしたおしゃれなホテルで、元々は素泊まりで1泊38,200円（2人1部屋）と訪日外国人をターゲットにしたお高めな価格帯ですが、いまは利用客が少ないのか、1泊12,000円まで値下げされています。

コストを最小限に抑えようと、最初はベッド1台の部屋を選んでいましたが、20時間も過ごすならゆっくりしようということでスーペリアツインを選びました。

チェックインの15時から翌朝チェックアウトの11時までひたすら部屋でまったりしてやんぜ！

友達とは水道橋駅で待ち合わせし、そこからホテルまで徒歩5分くらいです。

ロビーは天井が高く、開放感のある空間でした。フロントの方もとても丁寧。検温し、コロナのような症状がないかどうかチェックする紙を記入したらお部屋に向かいます。

部屋はとても綺麗で、細部まで和をモチーフにしていました。ベッドは、高級ベッドブランド”日本ベッド”で、寝返りがスムーズというか今までにない感覚でした。枕もリフワージュ（Refworge）という特殊な枕で、一つの枕で4種類の寝心地が体験できるという面白い枕でした。

2種類しか違いが分からなかったよ

部屋から見える景色は、日本大学のキャンパスです。教室で学生たちが何か試験をしているのが見えて、それをじっと観察するのが何気に面白かったです。

これが・・・ホカンス！

お風呂とトイレは完全に分かれていないのですが、壁で区切られており広々としていました。アメニティでバスソルトも２種類付いていて女子が嬉しい感じ。

部屋には椅子が二脚と広めのテーブルがあり、ミネラルウォータが２本、お茶、コーヒー、紅茶もついていました。

家から持ってきたお菓子を並べてパーティーです。ずっと部屋にいても、友達となら永遠に話題が尽きず、あっという間に夜です。

雨が降ってきたので、夜ご飯はUberEatsにすることにしました。選んだのは、沖縄料理と韓国チキン。特に護佐丸という沖縄料理屋さんのゴーヤーチャンプルと沖縄チャーハンは最高に美味しくお店にも行ってみたいと思える味でした。

韓国チキンはキャンペーンをしていてなんと250円！笑

友達の誕生日が近かったので、近くのケーキ屋さんでテイクアウトしたらこれが大当たりでした。美味しすぎて次の日もまた立ち寄ってしまいました。笑

アヴランシュゲネーのケーキ

アヴランシュゲネーのギモーヴ

庭のホテルで最高だった点がもう一つ、オリジナルパジャマです。さらさらで着心地が本当によく、友達と絶賛しました。

こんな着心地良いパジャマある？

夜中までしゃべり続け、朝は11時までゆっくりとホテルで過ごしました。

チェックアウトした後は、東京ドームシティをぶらぶらしたり、ムーミンカフェでランチを食べたり、近場なのに旅行した満足感が高く、ホカンスのコスパの良さを知りました。だから韓国でこんなに流行っているわけですね。コロナ禍の旅行としてもぴったりです。

また近いうちにホカンスに行きたいと思います。

庭のホテルもコスパ最高でした！みなさんも安いうちにぜひ、庭のホテルでホカンスしてみてください。

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ぷーもぐ旅行のもぐです。これまで旅した国は20か国以上。北欧に住み、social welfare systemを専攻していました。現在は韓国人夫ぷーさんと、1歳のウリ赤ちゃんと一緒に、日本↔韓国を行き来する生活で、世界一周を少しずつ旅しています。