凪のお暇は韓国人ウケがいい!?

日韓カップル日本生活

なんだかんだ第三弾になった韓国人彼氏のぷーさんと見る日本ドラマ考察シリーズ、第一弾は義母と娘のブルース、第二弾はおっさんずラブ、そして今回は凪のお暇です。まずね、ぷーさんにお暇の意味を説明するのって難しいんですよ。笑 「休み」とか「休憩」だとなんか味気ない感じがして、こう、なんというか品のあるような響きの「お暇」のニュアンスをうまくぷーさんに伝えられなかった気がします。日常生活でも全然使わないですもんね。さて、結論から言うと凪のお暇は今までぷーさんと見た日本ドラマの中でNo1を記録しました。わたしも初めて凪のお暇を見たので、想像と違った展開で面白かったです。韓国人ウケするドラマだと思いますね。

凪のお暇とは(ネタバレ注意)

凪のお暇は2016年から連載が始まった漫画が原作で、ドラマ化も2019年と割と新しい作品です。キャストに黒木華、高橋一生という演技派を持ってきた時点で期待大でした。中村倫也もこのドラマ出演あたりから一気に人気に火が付いたような記憶があります。少し話は飛びますが、わたしとぷーさんの初めての映画館デートはアラジンの吹き替え版でして、中村倫也がアラジンの吹き替えをやってたんですよね。それを凪のお暇を見終わったあとにぷーさんに伝えたら驚いていました。役の幅が広いですもんね。




凪のお暇のテーマは、日本らしいというか現代らしいというか「空気を読む」ということです。主人公の凪ちゃんは空気を読みすぎて、自分の意見を口に出せない女子でした。たしかに、ノリが少し苦手なひとたちとお喋りしていて、急に自分に話題を振られると「どう返したらいいんだ!?これ言っていいかな?」なんて迷っているうちに自分への話題は流れる、、という経験はわたしもあるので少し共感しました。また、同じグループに属している(と自分は思っている)友達が、自分抜きで集まっていたら嫌だなーなんて思いながらSNSをチェックしている凪ちゃんはまさに現代の悩みそのものではないでしょうか。

そんな空気読みまくり女子の凪ちゃんは、ある日社内恋愛していた自分の彼氏が、自分と付き合っているのはあっちが良いだけだから。と同僚に対して口にしているのを偶然聞いてしまい、ショックで過呼吸になってしまいます。その他にも自分への悪口を聞いたりなど色々な原因があったのですが、とにかく倒れてしまいます。そして、そんな環境をすぱっと捨てて、人生のお暇を取ることにします。

もう、この展開の早さだけで心をぐいっとつかまれるんですよ。彼氏だと思っていたのに彼氏じゃなかった!?会社、辞めるんだ!?お隣の人と恋に落ちるの!?お隣さん、何股かけてるの!??と展開が早いし意外だしでどんどん先が知りたくなります。さらに凪のお暇の面白いところは、凪ちゃんが最終的にどちらの男性を選ぶか全く読めないところです。元カレのシンジくんなのか、お隣に住んでいるゴンさんなのか。わたしはなんだかんだ元カレを選ぶのかと思っていましたが意外な結末でした。また、主人公以外のキャラクターもみんな個性があってとても良い味を出していました。特に武田真治演じるスナックのママはドラマを更に面白くする役割だったかと思います。

凪のお暇は、挿入歌や主題歌が口ずさみやすく、メロディーが覚えやすかったことが印象的です。ドラマを見ていないときでも口ずさんでしまうようならもうドラマの勝ちですよね。わたしたちは凪のお暇を見ている間も見終わったあとも結構挿入歌(BGM?)を歌ってしまいます。

少し残念だったのは、凪やシンジ君のそれぞれの家族との関係性がどうなったかが分からなかったところです。割と家族との関係性も多く出てきていたので、崩壊したあとどうしているのかを知りたいと思いました。ただ、展開の早さ、ストーリーの面白さ、キャストの演技力、全て良かったです。

韓国人ぷーさんの凪のお暇への感想

最近見たドラマで一番面白かったです。なんかTBSって面白いドラマ多いですね!他にも何かおすすめドラマがあったら教えてください。凪のお暇は社会人向けだからこそ面白かったと思います。社会人が本当にぶつかりそうなシチュエーションで、それわかるー!と共感できるところがありました。凪さんみたいにあんなに空気を読んじゃうひとが本当に日本にいるか分かりませんが(もぐちゃんはいるって言ってました)、でも、凪さんみたいなひとは韓国では絶対いません。みんなとてもハッキリ強くものごとを言うので、凪ちゃんみたいに仕事を自分だけに押し付けてこられてもNOと言わないひとはいないです。そして、もし韓国で凪のお暇みたいなドラマがあったら、男女の差別だと言われるかもしれません。女性が弱くて、それを男性が助けてくれるみたいな状況は、韓国ではとても批判を呼びやすいからです。ただ、凪のお暇は韓国でも評判が良く、意外とうけるんだと思いました。私自身もほんとに日本のドラマ!?と思うくらい展開が早く、テンポも良かったので面白かったです。

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もぐ

日韓夫婦ぷーもぐのもぐです。 茨城のド田舎ですくすく育ち、国際教養大学を卒業、東京で会社員生活してます。 アラサーを控え婚活迷子に陥っていたとき、韓国人ぷーさんと出会いました。 旅行と食べることが大好きで、夢はぷーさんとウリ赤ちゃんと世界一周です!