国際カップルにURをおススメする3つの理由

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韓国人彼氏のぷーさんとわたしは、現在UR(都市機構)のマンションで同棲しています。民間の不動産会社とは違うURを国際カップルにおススメする理由と、実際にURに住んで分かったメリットとデメリットをお伝えします。

UR(都市機構)とは

引越しの季節になると、CMで♪URであ~るというフレーズ、よく聞きますよね。URはUrban Renaissanceの略で、正式名称は独立行政法人都市再生機構といい国が運営しています。その名の通り、URの目的は都市を再生させることであり、建物を70年以上使い続けられるよう維持するなど、人が輝ける街づくりを企業理念として掲げています。わたし達が住んでいるURの物件は築年数約45年のマンションですが、部屋の中は綺麗にリフォームされていて、本当に70年以上使い続ける気なのだな、と感じます。




URの物件は、わたし達の家のような築年数が40年超えの古い物件から、都心駅チカの真新しい綺麗なマンションまでピンキリで、もちろん家賃も安いところもあれば高い物件まであります。わたしの周りでもURに住んでいる友達が多く、遊びに行ったときに「同じURなのにこんなにマンションのレベルが違うんだ!」と驚きました。その友達の家はとても良い立地で、マンションの見た目も中身も新しくて綺麗だったのです。ちなみにわたし達の家は築年数45年にも関わらず家賃は10万円オーバーで高いと感じています。古い物件ですが、都心の駅からのアクセスがいいのでしょうがないのですかね。

URの特徴として、このご時世なのにインターネットを活用した物件の空室情報の確認ができないことが挙げられます。民間の不動産会社と違い、気になる物件があったらURの窓口に電話し、店舗に出向いてスタッフと対面式で空室状況を調べてもらい仮押さえしなくてはなりません。電話だけでは仮押さえができないので、電話で問い合わせた時点では空室でも、実際に店舗に行ったときにはすでに他の人に部屋が抑えられているということが多いです。気になる物件があればこまめに店舗に出向かなければいけません。

また、これは余談ですがURの店舗に3店舗ほど行ったのですが、対応してくれるスタッフさん達はほとんどが50代以上の女性で、民間の不動産会社と比べて全く営業感がありません。ノルマが無いからでしょうか。よって、物件をごり押ししてくることも無いですし、仮押さえしていた物件をキャンセルしても平然とした対応で、しつこい営業が全くありません。わたし達は安心して物件を紹介してもらったり契約することができました。次の章でお話しますが、URには外国人が多く住んでおり、英語で対応できるスタッフさんも多いです。

国際カップルにURをおススメする理由

民間の不動産会社とは少し異なるURですが、国際カップルにオススメする理由があります。

理由①礼金・仲介手数料・更新料がいらない

URには礼金や仲介手数料、更新料が必要ありません。特に、更新料が必要ないというのは国際カップルにとっては大きな魅力ではないでしょうか。外国人パートナーがいる場合、ずっと日本に住むわけではない人も多いと思います。まだ将来どこに住むか決まっていないけど、とりあえず2人で住む場所を探すときに、URであれば更新料を気にせずにいつでも引越しができるので気楽です。

また、礼金や仲介手数料の必要がないことも民間の不動産会社と比べてオススメする理由です。ただでさえ、新しい家具や引っ越し業者の料金でお金が飛んでいくので、礼金と仲介手数料が抑えられるのは大きいかと思います。

理由②保証人がいらない

民間の不動産と比べて、URは信用調査が緩いです。よっぽど怪しくない限り、勤務先を調査することもないですし、何より保証人が必要ないというのは日本に住む外国人パートナーにとって楽なことだと思います。国際カップルが日本で生活する際、契約などが楽だからという理由で日本人パートナー側がついつい色々な契約者になりがちですが、URであれば外国人パートナーを契約者にしてもスムーズに物件を借りられます。

また、前の章で少しお話しましたが、保証人がいらないという理由で外国人が契約しやすいため、URは外国人の入居率が多いです。(わたし達のマンションも外国人がかなり多いです。)そのため、契約時に対応してくれるスタッフさんも外国人の契約慣れをしています。わたし達がURの店舗に行った際も、英語しか喋れない外国人のお客さんに対して、流ちょうな英語で契約を進めていたスタッフさん達を何回も見ました。URの公式Webサイトには、外国籍の人が契約者になる場合には、日本語で契約内容等が分かること、と記載がありますが、わたしが店舗で見た印象だと契約も英語で進められるのではないかと思っています。国際カップルであれば、2人で契約しに行くかと思いますが、仮に日本語に不安が残る外国人パートナーが一人でURの店舗に行っても、契約できると思います。(店舗に要問合せ!)

ちなみに、わたしの感覚では東京都内に住む韓国人のURに住んでいる率は高めだと思います。ぷーさんも日本に来て初めて住んだ家はURで、ぷーさんの韓国人の知り合いもURに住んでいるひとがとても多いです。韓国では東京に住むならURがオススメという情報網があるのでしょうか?

理由③対応が早い

URは実際に入居してからのサポートが民間の不動産会社よりも充実しています。何かトラブルがあったときの対応が早く、物件によって指定の相談窓口があり、そこに電話さえすれば対応してくれるので、外国人パートナーがひとりで家にいて何かトラブルが起きても安心して対応できます。

トラブルの例ですが、例えば備え付けのエアコンの不調だったり、室内の電気が切れたりしたときには、わたし達が住んでいる物件専用の窓口へ電話します。すると、早ければ当日中にUR専門の修理業者が部屋に来てくれて修理されます。修理後は、業者にもらった修理証明書という書類を、物件の敷地内に置かれているポストに投函すれば終了です(故意の故障でなければ修理は無料)。民間のマンションなどより対応の早さや充実を感じます。さすが、70年建物を維持していくという理念のURですね。

国際カップルがURに提出しなければいけない書類

URを契約するときに必要な書類は、民間の不動産と特に変わりはなく、

  • 入居申込書
  • 住民票
  • 源泉徴収書
  • 身分証明書
  • 実印

などですが、結婚前のカップルが提出しなくてはならない婚約届という書類があります。

URで同棲するときに提出する婚約届とは

未婚のカップルがURに入居する際には、婚約届という書類の提出が必要です。二人の実印と入籍予定日の記入が必要ですが、この入籍予定日に実際に入籍したかなどはURから問われないので、結婚が決まっていないカップルでも入居は可能なのではないでしょうか。

URに住んで分かったメリットとデメリット

前述しましたが、入居後の対応が民間と比べて充実しているのは大きなメリットかと思います。その他にも住んでみて分かったメリットとデメリットがあるのでご紹介します。

URに住んで分かったメリット

掃除が行き届いている

共通部分の掃除がUR専門のお掃除業者さんによって毎日されるので、とても綺麗です。そして常に制服を着たお掃除の方が敷地内に何人もいる印象なので、犯罪抑止力になっているのではないかと思います。また、物件によるとは思いますが24時間ごみを出せるので家の中にごみが溜まらず快適です。URの前に住んでいた民間のマンションは1カ月に1回しか共通部分の掃除がありませんでした。ですのでURはいつも掃除が行き届いていて清潔だと感じます。




意外と静か

外国人が多く、大きな集合住宅なので騒音がひどいのではないかと心配していましたが、びっくりするくらい静かです。特に夜は、本当にひとが住んでいるのかと思うくらい静かで安眠できます。わたし達の部屋はエレベーターに面しているのですが、エレベーターが動いている音も、人が乗り降りしている音も全く聞こえません。

意外と部屋の中のリノベーションが自由

賃貸物件としては珍しく、指定の窓口に申請さえすれば割と自由に部屋の中がリノベーションできるのはURならではの魅力かと思います。また、壁に釘を打つ際などは3cm以下なら申請もいらないなど、自分たちの好きなように収納棚を付けたりできるので、気兼ねせずDIYができています。

PONTAポイントが溜まる

契約するまで知らなかったのですが、指定サイトで登録すれば家賃分のPONTAポイントが毎月溜まります。毎月10万越えの家賃を払っているので、1年で130万円分以上のPONTAポイントが溜まるのはお得だと思います。

紹介特典でQUOカード1万円分もらえる

これも契約するまで知らなかったのですが、知り合いや友達がURに住んでいるなら、この紹介制度をURに提出するだけで知人と自分、どちらにも1万円ずつQUOカードがもらえます。わたしたちは入居してから2か月後に自宅に届きました。引っ越し後の1万円ゲットは大きいです!

URに住んで分かったデメリット

シャワーの水圧と温度が簡単に変えられない

これは完全に物件によるのですが、わたし達が住んでいるURは築年数約45年なのでリフォームされているといっても部屋の中の作りはところどころ時代を感じさせます。特にお風呂が顕著で、換気扇が無かったり、昔のお風呂の構造をリフォームした結果、シャワーの水圧は常に一定で、温度は38℃以下に設定できません。洗濯機の排水がそのままダイレクトにお風呂場の排水溝に流れるのも今までの人生で見たことがなく衝撃的でした。URの古い物件を選ぶとこのようなデメリットがあります。

光回線が入らない

これは以前のブログで書きましたが、築年数が古い物件のためインターネットの光回線が入らずADSLで日々生活しています。今のところ回線速度にも満足していますが、インターネットプロバイダの選択肢が狭まったのでデメリットです。URの新しい物件に住めば問題ないかと思います。

朝のラジオ体操がうるさい

これもわたしたちの物件ならではなのかもしれませんが、朝6時過ぎになるとお年寄りが集合住宅の真ん中の広場に集まり、大音量でラジオを流し始め6時半からラジオ体操をします。毎日60人以上が集まっていて(コロナ禍でも続いています笑)、結構な音量が聞こえてきます。

ぷーさんとわたしは、毎朝6時前に起きる朝活をしているので安眠妨害ではないのですが、勉強の集中や、Youtube撮影のための録音などが出来ずうるさいな~と思ってしまいます。

最後に

本日はURを国際カップルにオススメする理由と、住んで分かったメリットとデメリットをお伝えしました。ぷーさんとわたしが住んでいるURの物件は築年数が古すぎるため、2年以内に引っ越すことを考えていますが、きっと次もURの物件で探すと思います。システムや必要経費を考えるとやはりURがお得かと思います。




 

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もぐ

日韓夫婦ぷーもぐのもぐです。 茨城のド田舎ですくすく育ち、国際教養大学を卒業、東京で会社員生活してます。 アラサーを控え婚活迷子に陥っていたとき、韓国人ぷーさんと出会いました。 旅行と食べることが大好きで、夢はぷーさんとウリ赤ちゃんと世界一周です!