こんにちは、日韓夫婦ぷーもぐのもぐです。2022年7月、韓国人夫のぷーさんと2人で、8泊9日の東北旅行に行ってきました。秋田・岩手・青森の3県のいいとこどりをゆっくり巡った旅行ですが、今日は、青森県十和田市で私たちが訪問した十和田市現代美術館についてご紹介します。
青森県八戸市の東横イン八戸駅前宿泊レポートはこちらから↓
目次
十和田市現代美術館の無料エリア
八戸駅前でレンタカーを借りて、十和田市現代美術館までは車で約30分でした。無料駐車場はあるものの、若干場所がわかりにくくて一度通り過ぎてしまいました。
そうなんです、十和田市現代美術館は建物の目の前にアート広場というエリアがあり、大きくて面白い作品を無料で鑑賞することができます。時間がなかったらアート広場を見るだけでも十分楽しめます。
愛はとこしえ十和田でうたう
アート広場で一番目立つのは草間彌生の作品「愛はとこしえ十和田でうたう」です。草間彌生のトレードマークであるカラフルなドットが散りばめられた彫刻が並んでいます。
黄色いカボチャの中には実際に入ることができ、中はカラフルなライトで異世界を感じました。
ゴースト
アート広場で目を引く大きな作品が、インゲス・イデーのゴーストです。数メートルある白いゴーストは顔が可愛く、隣のトイレを除いている設定だそうです。一緒に写真を撮るとその大きさにびっくりします。
ファット・ハウス/ファット・カー
アート広場でもう一つ目を引く作品が、エルヴィン・ヴルムのファット・ハウス/ファット・カーです。
本物のサイズのもこもこした車と、もこもこした家は現実的ではないのに、周りの草花がきれいに手入れされているからか、現実的に感じるおかしな感覚になります。
ファットハウスの中には実際に入ることができ、ショートムービーが上映されています。ファットハウスが「なんで私は太っているのかしら」と喋っていたり、とても可愛く思えます。
十和田市現代美術館の有料エリア
いよいよ有料エリアの館内に入ってみます。入場料は大人ひとり1,800円です。意外と高いという印象です。割引になるようなクーポンはなく、十和田市民であれば200円引きで入場できるようでした。
館内への入り口前には、デスノートに出てくるような真っ赤なリンゴの作品と、お花が散りばめられた馬の作品があり、どちらも写真映えする綺麗なモチーフです。
入場券はチケット券売機で購入し、クレジットカードは使えませんでした。
早速中に入って一番最初に見た作品は、韓国人アーティストのものでした。
コーズ・アンド・エフェクト
ソウル出身の韓国人アーティスト、スゥ・ドーホーによるこの作品は、小さな人間のフィギュアが連なって天井まで続いていおり、引き込まれるような、ちょっとおどろおどろしいような印象を受けます。
生と死、輪廻がモチーフのようで、結構長い時間わたしたちは見入ってしまいました。
ザンプランド
日本人アーティスト栗林隆によるこちらの作品は、十和田市現代美術館で最も面白かった展示物の一つです。ザンプランドはドイツ語で湿地帯という意味だそうで、見た目は一つの部屋ですが、二つの世界を見ることができる体験型のアート作品です。
靴を脱いで椅子から机に移り、アザラシに並んで天井裏を覗くと、とても面白い世界が広がっていました。動画で撮影したのでぜひ私たちのYoutubeをご覧ください。
★日韓夫婦ぷーもぐの八戸・十和田旅行Youtube動画はこちら
ロケーション(5)
ベルギー人アーティスト、ハンス・オブ・デ・ピークによるこちらの作品も体験型でとても面白い展示でした。真っ暗な部屋にゆっくり入ると、海外の昔のラジオのような音源が流れており、暗闇に目が慣れてくると海外のレストランの中であることがわかります。
ボックス席に座ると、窓の外には人気のない高速道路が見え、気分は本当に海外の怪しいレストランといった感じです。何を表現しているのかは理解できませんでしたが、作品への没入度はすごかったです。皆さんにも一度体験してほしい作品でした。
スタンディング・ウーマン
オーストラリア人アーティスト、ロン・ミュエクによるこちらの作品は十和田市現代美術館を代表するような有名なもので、全長4メートルあるおばさんの像です。
ただ大きいだけではなく、シワなど皮膚の質感、洋服の細部までかなり本物感を感じられ、まるで生きているようです。私は実はこのおばさんが着ているワンピースと本当に似ているワンピースを持っているので、ぷーさんにお揃いじゃん!と笑われました。
横の角度から一緒に写真を撮ると、おばさんと睨み合っているような良い写真が撮れるのでおすすめです。
デッド・スノー・ワールド・システム
近未来的な自動ドアを抜けて靴を脱ぎ、部屋に入ると、SF映画のような世界が広がっていました。寝ているヤギ、ピカピカ光るネオン、宇宙のような映像、何だか安そうなイメージですが、これが芸術なのか・・・とぷーさんと話しました。笑
写真で撮ってもなんだか安く感じる世界観です。
闇というもの
ドイツ人アーティスト、マリール・ノルデッカーによるこちらの作品は、とても大きな部屋を丸ごと使ったものです。暗い部屋に入ると、森を再現したもの、いや本物の森?と思う展示物があり自然の怖さを感じます。
同じ部屋に人がいないと本当に怖くなるような空間で、それを狙った作品なのだとしたら没入感はすごいものでした。
本日は、十和田市現代美術館の感想、おすすめ展示物をご紹介しました。1,800円の価値がある展示物ばかりで、私たちは大満足でした。青森旅行におすすめです。ぜひ行ってみてください!
★日韓夫婦ぷーもぐの日常ほのぼの漫画はこちら
https://www.instagram.com/poohandmog/
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